37の矮小銀河で何が見つかった?
矮小銀河は、星が集まった小さな銀河です。酸素は空気だけでなく、星やガスなどにも含まれる元素です。[1]
酸素が「足りない」とは、宇宙から消えたという意味ではなく、推定される量に比べて銀河内では見つからないという意味です。[1]
酸素をどう調べたの?
酸素が銀河の外へ飛び出す瞬間を撮ったのではありません。研究チームは観測と推定を比べました。下の図に調べ方を示します。[1]
- ハッブルの過去の画像から、銀河の星が生まれてきた歴史を調べる。
- ほかの望遠鏡のデータも合わせ、星が作ったと推定される酸素と、銀河内で確認できる酸素を比べる。
- 期待される量との差から、銀河内では見つからない酸素の存在を考える。
対象は選ばれた近くの37銀河で、すべての矮小銀河を調べたわけではない。
ハッブルの過去の画像では、個々の星を見分けて星が生まれてきた歴史を推定しました。スピッツァー宇宙望遠鏡や地上の電波望遠鏡群のデータも使い、星やガス、ちりに含まれる酸素を調べています。[1]
足りない酸素は今どこにある?
大質量星や超新星のエネルギーによって、酸素を含む物質が銀河の外へ運び出された可能性があります。[1]
ただし、足りない酸素の大半が今どこにあるかは分かっていません。銀河を取り巻くガスの中にあるのか、それより遠くへ出たのかは、今後の問いとして残っています。[1]