どんなキツネの脳を比べた?
研究者は、性質を選んで繁殖した2グループと野生のギンギツネの脳を調べました。表は、調べた脳の数をグループごとに示しています。[1]
保存した脳を薄く切り、視床下部腹内側部という場所で、細胞の種類を見分ける目印を調べました。[1]
どんな細胞の違いが見つかった?
コーネル大学によると、なつきやすい性質を選んで繁殖したキツネの視床下部では、エストロゲン受容体アルファを持つ神経細胞が少なかったと報告されています。この受容体は、細胞の特徴を見分ける目印として調べられました。[1]
大学の報告は、何と比べてどの程度少なかったのかを明確に示していません。[1]
研究者がこの領域に注目した背景には、マウスで攻撃行動に関わる細胞を調べた先行研究があります。その実験では、この領域にある同じ受容体を持つマウスの神経細胞を光で刺激すると、別のマウスを攻撃しました。これはキツネでの観察とは別の研究です。[1]
まだ分かっていないことは?
細胞の違いがキツネのなつきやすさの原因かどうかは、まだ分かっていません。マウスの結果をそのままキツネや人の行動の説明にはできません。今回の観察は、今後の研究への手がかりです。[1]